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インターネットでのクレジットカードの利用

インターネットの普及により、最近はインターネットショッピングでのクレジットカードの利用が増えてきています。インターネット上での利用の流れの一例を順に説明します。
下記の図①~⑨をクリックすると該当の箇所へ飛ぶことができます。
インターネット上でのクレジットカード情報の管理にご注意ください!

インターネットでのクレジットカードの利用 利用するインターネットショップ(サイト)のチェック 購入商品等の決定 Webの画面に「カード番号」、「有効期限」等を入力 利用可能なカードかどうかが確認される 支払方法の選択 画面に表示された内容を確認して承認する旨を入力 利用内容の保存・プリントアウト 利用明細の確認 利用代金の支払い

①利用するインターネットショップ(サイト)のチェック

ネットショッピングでは、一般の店舗での買い物と違い、商品を手にとって確認することができません。また、ショップを目で見て確認することもできません。
中には悪質なサイトもありますので、まず、購入しよう(またはサービスを受けよう)とするサイトが信頼できるサイトであるかを見極めることが必要です。
以下のような点も重要なチェックポイントです。

  1. 連絡先や何かあったときの相談先が記載されているか。
  2. SSL/TLS(※)などの情報暗号化技術が導入されていて、情報の安全性が保たれているか
  3. クレジットカードを利用する際、カード番号や有効期限だけでなく、セキュリティコードの入力を求めるケースも増えていますが、さらにパスワード入力など「本人認証(3-Dセキュア等)」を追加で求める慎重なサイトであるか

また、サイトの掲載内容や会社情報、契約内容、規約・約款、返品の際の条件などを確認し、何かあったときの連絡先などをしっかり控えておきましょう。

※SSL/TLSについて

インターネット上で情報を暗号化して送受信し、データの傍受やなりすましによる情報漏えいを防ぐセキュリティ技術です。SSLに対応しているサイトはアドレスに「https://」と表示され、保護されたページを表示するとブラウザの下部等に鍵マークが表示されます。

SSL/TLSについて

②購入商品等の決定

購入しようとする商品の性質・金額や自分の予算等を考えて、商品代引きなどの他の購入方法を取るか、クレジットカードを利用するかを選択する必要があります。

③Webの画面に「カード番号」、「有効期限」等を入力

自分のクレジットカードがそのサイトで利用できるかどうかを確認しましょう。クレジットカード決済を選択し、支払方式等を選択します。インターネットショッピングでは、対面販売とは異なり、カードの提示やサイン・暗証番号の入力の代わりに、画面に「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」等を入力します。

また、上記とは別にインターネットを用いた取引の安全を確保するために、「本人認証」(3-Dセキュア=3-DS)の導入が進んでいます。3Dセキュアについては、各国際ブランドによって呼び名が異なり、サービスロゴも異なります。

パスワード(3-Dセキュア)の場合
本人認証(3-Dセキュア)においては、クレジットカード会社が必要と判断した場合に、認証画面が表示されます(いつも必ず表示されるわけではありません)。その画面に従ってIDやパスワード(店頭販売のときの暗証番号ではありません)を入力します。パスワードはクレジットカード会社に登録している送信先(SMSまたはメールアドレス)やスマホアプリ等に一度だけ有効なパスワード(ワンタイムパスワード)が送信され、 これを入力する場合と、あらかじめご自身で登録しておいた固定パスワードを入力する場合があります。ワンタイムパスワードの発行方法や、ID・パスワードの登録方法等については、入会しているクレジットカード各社によって異なりますので確認をしておいてください。

パーソナルメッセージ
クレジット会社によっては、本人認証(3-Dセキュア)のパスワード入力の際にあらかじめ「パーソナルメッセージ」を登録しておくことができるものもあります。クレジットカード会社とパーソナルメッセージを登録したカード名義人本人しか知らない(加盟店や攻撃者等の他の者が知り得ない)メッセージです。新しく表示される認証画面が本物かどうか、ID・パスワードを入力してよいのか不安ですが、このメッセージがあれば確認してください。メッセージも時々変更するとさらに安全です。

認証画面(例)

インターネット取引におけるID・パスワードの使いまわしによる不正使用被害にご注意ください。
カード番号・有効期限の入力から、追加情報の入力が必要になります。

④利用可能なカードかどうかが確認される

クレジット会社は提示されたクレジットカードの有効性のチェックを行い、有効な場合はネットショップに販売を承認します。有効期限が過ぎているカード、利用可能枠を超える利用をしているカードなどは利用できません。

⑤支払方式を選ぶ

支払方式を選べる場合、「1回払い」「ボーナス払い」「リボルビング」などを選択します。
クレジットカードの支払方式

⑥画面に表示された金額や支払方式等を確認して承認する旨を入力

店舗販売とは違い、サインや暗証番号入力はありません。確認画面に記載された購入商品・届け先・金額・支払方式等を確認し、承認する旨の入力(承認ボタンのクリックなど)をした時点で契約が成立します。店舗販売でのサインや暗証番号の入力の代わりです。

⑦利用内容を保存・プリントアウトする

インターネットショッピングでは販売員から伝票の控が渡されるわけではありません。利用内容やサイトの連絡先等は必ずプリントアウト、保存しておきましょう。

⑧利用明細の確認

クレジットカードを利用した代金を何月の何日に支払うかはクレジット会社や利用するクレジットカードによって異なりますが、支払日の前にはクレジット会社から支払についての利用明細書(請求書)が送られます。スマートフォンアプリやWEB 上で利用状況の確認ができる「電子明細」の場合もあります。この時、カードの利用者は、保存した利用内容とこの明細を照合し、自分の利用したものであるか、金額等が間違っていないかなどを確認することが必要です。
利用明細の確認

⑨利用代金の支払い

一般には、金融機関の口座からの自動引落です。支払日の前日までに用意しておくことが必要です。

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